Tokyo 2020 Kinetic Sport Pictogram
https://www.youtube.com/watch?v=0Wmwc8u98lI
ピクトグラムを動かそうというアイデアは廣村正彰さんが静止画でデザインされている最中から挙がっていたそうです。1964年の東京大会で世界で初めてスポーツピクトグラムが制作されてから半世紀以上経ったいま、静止画でデザインし直す以上の何らかのアップデートはしたいよねと。僕がお話をいただいて“動くピクトグラム”の制作に入ったのは、静止画のピクトグラムが完成してお披露目された後でした。 ——競技の動きからある瞬間を切り取ってサインに落とし込んだものが静止画のピクトグラムですよね。それに再び動きを持たせるということは、動→静→動という不思議な制作の流れだとも感じました。例えば初めから映像で動くピクトグラムをつくり、その中から1フレームを取り出すようなかたちで静止画のピクトグラムをつくる流れ(動→動→静)も考えられると思うんですが、これについてはどうでしょうか?
やりやすさで言ったら、最初から廣村さんと相談しながら「こうやって動かしましょう」、「この瞬間を切り取りましょうか」とつくっていくほうがよかったかもしれません。でも、静止画のピクトグラムと映像とでは言語が違うので、同時並行で進めてしまうと互いに定着せず、どちらも中途半端に終わってしまうように思います。廣村さんが時間をぎゅっと圧縮して固めたものを、もう一度想像しながら展開していくのは、エネルギーとしては倍かかっているかもしれません。そういうものは画面に表れてくるので、面白いもの・強度のあるものをつくるという意味ではこの方法は良かったと、いまになって思っています。
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